生成AIパスポートの2026年2月試験の受験者数は28,415名——過去最多を更新した。AI資格は今、明確なブームの中にある。一方で種類が増えすぎて「結局どれを取ればいいのか」が分かりにくくなった。
結論を先に言う。非エンジニアは生成AIパスポート、体系的に学びたい人はG検定、エンジニアはベンダー認定(Claude/クラウド系)。この記事では2026年時点の数字でその根拠を示す。
生成AIパスポート: 受験者2.8万人の入門資格
2026年2月試験で受験者28,415名・合格率78.84{5d2e0584b3bb9387985c426bb791d5e5042ce0c301311590ba932b19116644e7}。2026年から年5回開催(2・4・6・8・10月)に拡大され、勉強時間の目安は20〜40時間。生成AIの利用リスクやプロンプトの基礎を「浅く確実に」問う設計で、職場のAI利用ルールを整えたい企業の団体受験が伸びている。難しくないことが弱点ではなく、裾野を広げるための資格として機能している。
G検定: 体系理解のスタンダード
2026年3月開催のG検定は受験者12,027名・合格率77.04{5d2e0584b3bb9387985c426bb791d5e5042ce0c301311590ba932b19116644e7}。ディープラーニングの理論から法律・倫理まで広くカバーし、勉強時間の目安は30〜100時間。生成AIパスポートより一段深く、「AIの全体像を地図として持ちたい」人に向く。王道ルートは生成AIパスポート→G検定の2段階だ。
agaroot.jp 生成AIパスポートとG検定の違いについて比較!どっちを受けるべき? 出題範囲・難易度・費用を表で丁寧に比較。迷っている人はまずこれで自分の現在地を確認。| 項目 | 生成AIパスポート | G検定 |
|---|---|---|
| 受験者数(直近) | 28,415名(2026年2月) | 12,027名(2026年3月) |
| 合格率 | 78.84{5d2e0584b3bb9387985c426bb791d5e5042ce0c301311590ba932b19116644e7} | 77.04{5d2e0584b3bb9387985c426bb791d5e5042ce0c301311590ba932b19116644e7} |
| 勉強時間の目安 | 20〜40時間 | 30〜100時間 |
| 開催 | 年5回 | 年複数回 |
| 向いている人 | これから業務でAIを使う人 | 全体像を体系的に掴みたい人 |
エンジニアならベンダー認定という選択肢
手を動かすエンジニアにとって、知識検定より効くのがベンダー公式認定だ。今年始まったAnthropicのClaude認定(4種類、99ドル)は、別記事で整理したとおり先行者メリットの大きい時期にある。クラウド3社(AWS/Google Cloud/Azure)のAI系認定も、実務の証明としては依然として強い。
取っても意味がない、は本当か
「資格よりポートフォリオ」という定番の批判には一理ある。筆者も、資格単体で転職市場の評価が変わるとは思わない。ただ、合格率7〜8割の試験であっても体系的に一周する強制力には値段以上の価値がある。断片的なプロンプト知識が地図に変わる感覚は、業務での応用力に直結する。逆に、資格取得を目的化して高額な対策講座に課金するのは本末転倒だ。公式テキストと無料教材で足りる。
2026年の選び方
①AIをこれから業務で使う人=生成AIパスポート(年5回、すぐ受けられる)。②企画や意思決定に関わる人=G検定で全体像を。③エンジニア=Claude認定やクラウドAI認定で「動かせる証明」を。年内に1つ取るなら、次の開催月から逆算して今日申し込むのが一番の勉強法だ。




