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Claude CodeでGPT-5.6 Solは動く? | 公式非対応を「ゲートウェイ」で越える

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ネットワークケーブルの接続。LLMゲートウェイでモデルを中継するイメージ

「Claude CodeはClaudeしか動かせない」——これは半分正しく、半分は工夫しだいだ。Anthropicのコマンドラインツール「Claude Code」で、OpenAIの最新モデルGPT-5.6 Solを使いたいという声は根強い。まず大事な前提を1つ置いておく。これは公式にはサポートされていない。

では不可能かというと、そうでもない。あいだに「LLMゲートウェイ」という翻訳役を挟めば、技術的には動かせる。ただし相応の手間とリスクがある。仕組みと落とし穴を、順に見ていこう。


なぜ「そのままでは」動かないのか

Claude Codeは初期状態でAnthropicのサーバー(api.anthropic.com)に固定されており、モデルを選ぶ/modelコマンドもopusやsonnet、fableといったAnthropic系の名前しか受け付けない。「接続先を変える環境変数ANTHROPIC_BASE_URLを書き換えればいいのでは?」と考えがちだが、ここに最初の勘違いがある。公式ドキュメントはこう明言している。

ANTHROPIC_BASE_URLは「リクエストの送り先」を変えるだけで、「どのモデルが答えるか」は変えない。

Claude Code公式ドキュメント(model-config)

つまり送り先を変えても、その先がAnthropicの言葉しか話せなければGPT-5.6は動かない。ここを埋めるのが、次に出てくる「翻訳役」だ。

突破口は「LLMゲートウェイ」という翻訳役

解決策は、Claude CodeとGPT-5.6のあいだに通訳を1人立たせることだ。Claude Codeが話すAnthropic形式のリクエストを受け取り、OpenAI形式に翻訳してGPT-5.6へ渡し、返ってきた答えをまたAnthropic形式に訳して戻す。この通訳役が「LLMゲートウェイ」で、LiteLLMやBifrostといったオープンソースのプロキシがよく使われる。

Claude CodeAnthropic形式でリクエスト
LLMゲートウェイ形式を翻訳(Anthropic⇄OpenAI)LiteLLM / Bifrost など
GPT-5.6 Sol応答を翻訳して返す

図: ゲートウェイ方式の流れ。Claude Codeは自分がGPTと話していると気づかない。

手順の骨子と、正直な注意点

大まかな流れはこうだ。①LiteLLMなどのゲートウェイを立てる(自分のPCでもクラウドでも可)、②GPT-5.6 SolのAPIキーをゲートウェイに登録する、③Claude Code側のANTHROPIC_BASE_URLをゲートウェイのアドレスに向ける。これでClaude Codeの操作感のまま、中身をGPT-5.6が処理するようになる。実際に動く構成例はGitHubに公開されている。

github.com claude-code-gpt-5-codex(ローカルLiteLLMプロキシの例) Claude CodeからOpenAI系モデルを叩くための、ゲートウェイ構成の実例リポジトリ。設定の勘所が掴める。

ただし、いいことばかりではない。ツールの呼び出しやシステムプロンプトの扱いは会社ごとにクセがあり、翻訳が完璧とは限らない。細かい挙動が崩れたり、Claude Code側の更新で急に動かなくなったりする。公式サポートも当然ない。筆者は、これを日々の本番作業に据えるのは勧めない。「GPT-5.6の実力を自分の環境で試してみたい」という実験の範囲でこそ、この方式は光る。腰を据えて使うなら、GPT-5.6は素直にOpenAI純正の道具で動かすほうが安定する。なお、GPT-5.6には Sol・Terra・Luna の3階層があり、用途で選び分けるのが基本だ(GPT-5.6 3階層の違いを参照)。


「動かせる」と「常用できる」は別物

Claude CodeでGPT-5.6 Solを動かすのは、できる。だが「できる」と「毎日安心して使える」の間には、翻訳のほころびというひと山がある。ツールの本質は、無理に混ぜることより、それぞれの純正の組み合わせで一番力が出るように整えることだ。Claude CodeはClaudeと、GPT-5.6はOpenAIの環境と——まずはそこを起点に、どうしても比べたいときだけゲートウェイを試す。それが遠回りに見えて、いちばん事故が少ない。


出典: Claude Code公式「LLM gateway」 / Claude Code公式「Model configuration」 / GitHub: claude-code-gpt-5-codex。2026年7月14日時点。公式非対応の構成のため自己責任で。

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