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G検定とは | 合格率8割でも侮れない、AI教養の定番資格【2026年版】

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ノートとペン。資格試験の勉強を象徴するイメージ

「AIの資格を取るなら、まず何?」——この質問への答えとして、いちばん名前が挙がるのがG検定だ。累計受験者は21万人を超え、合格者は約14.9万人。日本のAI資格では最大級の規模になっている。

ただ、名前だけが先行して「何が問われる試験なのか」は意外と知られていない。ディープラーニングの検定と思いきや、出題の柱には生成AIも、法律も、倫理も入っている。この記事では、試験の中身・難易度・似た資格との違いを、2026年の最新仕様で整理する。

G検定の正体は「AI教養の総合試験」

G検定(ジェネラリスト検定)は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する検定試験だ。理事長は東京大学の松尾豊教授。「ジェネラリスト」の名のとおり、AIを作る人ではなく「使う側・活かす側」のための資格で、受験資格の制限はなく誰でも受けられる。

出題範囲は、AIの歴史や機械学習の基礎、ディープラーニングの要素技術から、AI倫理・AIガバナンス・関連法規まで。2024年11月の回からシラバスが改訂され、基盤モデルや言語モデルといった生成AIの技術が正式に追加された。ChatGPT時代に合わせて中身が更新されている、と考えていい。

数字で見る難易度と2026年の仕様

2026年は年6回開催され、すべて自宅からのオンライン受験(IBT)に対応する。3月・5月・9月の回だけは会場受験(CBT)も選べる。2026年の第1回から仕様が変わり、オンラインは100分・会場は120分で、小問145問程度を解く形式になった。受験料は一般13,200円・学生5,500円(いずれも税込)。2年以内の再受験なら半額になる救済もある。

合格率はおおむね70〜80%台で推移していて、直近の2026年第3回は82.40%だった。ここだけ見ると「簡単そう」に映るが、注意したいのは形式による差だ。同じ回でもオンライン受験の合格率85.02%に対し、会場受験は70.29%。約15ポイントの開きがある。自宅受験は公式に資料参照が禁止されていない一方、145問を100分で解く物量は「調べながら」ではまず間に合わない。結局、体系的に頭に入れた人が受かる試験になっている。

jdla.org G検定とは(JDLA公式) 一次情報。試験日程・シラバス・申し込みはここから。例題も公開されている。

E資格・生成AIパスポートとの住み分け

混同されがちな2つの資格と並べると、G検定の立ち位置がはっきりする。同じJDLAのE資格は「実装する側」のエンジニア向けで、認定プログラムの修了が受験の条件になる本格派。一方の生成AIパスポートは、別団体のGUGAが主催する生成AI特化の入門資格だ。

生成AIパスポートG検定E資格
主催GUGAJDLAJDLA
対象生成AIの入門者AIを使う・活かす人実装するエンジニア
受験資格なしなし認定プログラム修了が必須
受験料(税込)11,000円13,200円33,000円
範囲生成AIの基礎とリスクAI全般+生成AI+法規・倫理数学・実装・開発運用
表: 3資格の比較(2026年7月時点、JDLA・GUGA公式サイトより)。

順番のイメージは「パスポート→G検定→E資格」の階段だ。非エンジニアのゴールはG検定で十分で、E資格まで登るのはディープラーニングを仕事で実装する人に限られる。パスポートの詳細は「生成AIパスポートとは」に、資格全体の選び方は「AI資格の選び方2026」にまとめている。

勉強は白本と問題集の二段構え

教材はシンプルで、JDLA監修の公式テキスト(通称「白本」、第3版・税込3,080円)を読み、定番の問題集(通称「黒本」)で演習する——この二段構えが王道だ。第3版は生成AI追加後のシラバスに対応している。学習時間の目安は公式発表こそないが、初学者で40時間前後、機械学習の心得がある人なら10〜20時間という相場感が各学習サイトで共通している。1日1時間なら1〜2ヶ月の計画になる。

費用対効果をどう見るか。13,200円は安くないが、AIの語彙を体系で持っている人と、断片で持っている人の差は、会議での発言の精度に露骨に出る。資格手当や昇進要件にG検定を組み込む企業も増えており、「教養の証明書」としては投資に見合う——筆者はそう見ている。逆に、エンジニアとしての実力証明が欲しい人がG検定で止まるのは、もったいないとも思う。

次の挑戦機会は9月

2026年の残り日程は、9月5日(第5回・会場受験あり)と11月6〜7日(第6回・オンラインのみ)。いまから白本を始めれば、9月回にちょうど間に合う計算だ。申し込みはJDLA公式サイトから。まずは公式の例題を眺めて、「知らない言葉がどれくらいあるか」を数えるところから始めるのがいい。それがそのまま、あなたの学習時間の見積もりになる。


出典: JDLA「G検定とは」 / JDLA「2026年開催スケジュール」 / JDLA「G検定2026#3 実施結果」 / GUGA「生成AIパスポート試験概要」。数値は2026年7月18日時点。

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