AIの話題によく出てくる用語を、専門知識ゼロでも分かるように一言で定義した用語集です。全115語。8つのカテゴリに整理し、当サイトに詳しい解説記事がある用語は「→詳しく」から深掘りできます。下の絞り込みボックスに言葉を入れると、表がその場でしぼり込まれます。内容は随時追加・更新していきます。
AIの基礎
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| AI(人工知能) | 人間の「考える・見分ける・言葉を扱う」といった知的な働きを、コンピュータで実現する技術の総称。 |
| 機械学習きかいがくしゅう | 人がルールを書く代わりに、AIがデータから規則性を自分で学ぶ手法の総称。 |
| 教師あり学習きょうしありがくしゅう | 「問題と正解のセット」を大量に見せて学ばせる方法。迷惑メール判定などの土台。 |
| 教師なし学習きょうしなしがくしゅう | 正解を与えず、データの中から似たもの同士のグループや傾向をAI自身に見つけさせる方法。 |
| 強化学習きょうかがくしゅう | うまくいったら報酬、失敗したら減点を繰り返し、試行錯誤で上達させる方法。ゲームAIやロボットで活躍。 |
| ニューラルネットワーク | 脳の神経細胞のつながりをまねた計算のしくみ。ディープラーニングの土台。 |
| ディープラーニング深層学習 | ニューラルネットワークを何層も重ねて、複雑なパターンを学べるようにした手法。今のAIブームの起点。 |
| 決定木けっていぎ | 「はい/いいえ」の質問を重ねて答えにたどり着く、もっとも直感的な機械学習モデル。→詳しく |
| 自然言語しぜんげんご | 日本語や英語のように、人が普段つかう言葉のこと。対義は機械向けの人工言語。→詳しく |
| 学習と推論がくしゅうとすいろん | AI作りの2段階。大量データで鍛えるのが「学習」、鍛えたAIを実際に使うのが「推論」。 |
| パラメータ | モデル内部の「調整つまみ」の数。「7B(=70億)」のように、モデルの規模を表す目安に使われる。 |
| AGI(汎用人工知能) | 特定の作業だけでなく、人間のように幅広い知的作業をこなせるAI。各社が目指す到達点で、まだ実現していない。 |
| シンギュラリティ | AIが人間の知能を超え、進歩が予測不能になるとされる転換点。到来時期は諸説ある「仮説」。 |
| オープンウェイト | 学習済みモデルの中身(重み)が公開され、誰でもダウンロードして動かせる形態。LlamaやGLMなど。 |
モデルとAI企業
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| LLM(大規模言語モデル) | 膨大な文章を学習し、言葉を扱う生成AIの中核。ChatGPTやClaudeの頭脳にあたる。→詳しく |
| ChatGPT | OpenAIの対話AI。世界でもっとも使われている生成AIサービス。→詳しく |
| GPT | OpenAIのLLMシリーズ名。2026年時点の最新はGPT-5.6(Sol・Terra・Luna)。→詳しく |
| Claudeクロード | Anthropicの対話AI。安全性重視の設計と、コーディング能力の高さが持ち味。→詳しく |
| Geminiジェミニ | GoogleのAIモデル群。検索やAndroidなど、Google製品との連携が強み。→詳しく |
| Grokグロック | xAI(イーロン・マスク)のAI。Xとの連携と、リアルタイム情報の強さが特徴。→詳しく |
| Llamaラマ | Metaのオープンウェイトモデルの代表格。無料で商用利用でき、ローカルLLMの定番。 |
| 中華系LLMDeepSeek・Qwenなど | 中国発のオープンモデル群。低価格・高性能で、世界のランキング上位に食い込む。→詳しく |
| OpenAI | ChatGPTを作った企業。生成AIブームの火付け役。 |
| Anthropicアンソロピック | Claudeを作った企業。OpenAI出身者が「安全性を最優先に」と掲げて創業した。 |
| フロンティアモデル | その時点で世界最高水準の性能を持つ、最先端モデルのこと。 |
| 推論モデルリーズニングモデル | 答える前に「考える時間」を取り、段階的に思考するタイプのLLM。難問や数学に強い。 |
| SLM(小規模言語モデル) | 小さく軽いLLM。スマホや手元のPCでも動き、速さとコストの安さが武器。 |
| MoE(専門家混合) | モデル内部を専門家チームに分け、質問ごとに必要な専門家だけ働かせる省エネ設計。 |
| コンテキストウィンドウ | AIが一度に覚えていられる文章量。大きいほど、長い資料や長い会話を扱える。 |
| ベンチマーク | AIの性能を測る共通テスト。ただし「テスト対策」もできてしまうので、鵜呑みは禁物。 |
| ローカルLLM | クラウドではなく自分のPCで動かすLLM。データが外に出ず、月額課金も不要。→詳しく |
生成AIのしくみ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 生成AIせいせいエーアイ | 文章・画像・音声・動画などを新しく「作り出す」AIの総称。 |
| Transformerトランスフォーマー | 現在のLLMの基礎になっている仕組み。文中のどの言葉が重要かを見分けるのが得意。 |
| トークン | AIが文章を数える単位で「単語のかけら」。料金や処理量はこのトークン数で決まる。 |
| プロンプト | AIへの指示文のこと。書き方しだいで答えの質が大きく変わる。→詳しく |
| プロンプトエンジニアリング | 望む答えを引き出すための指示文の設計技術。役割・条件・例の与え方がコツ。 |
| システムプロンプト | サービス側があらかじめAIに仕込んでおく「ふるまいの指示」。ユーザーの入力より先に効く。 |
| ハルシネーション | AIが事実でないことを、もっともらしく答えてしまう現象。「それっぽい嘘」。 |
| マルチモーダル | 文字だけでなく、画像・音声など複数種類の情報をまとめて扱えること。 |
| ファインチューニング | 既存のAIモデルを、特定の用途に合わせて追加学習で微調整すること。 |
| RLHF | 人間が答えの良し悪しを評価して、AIの受け答えを好ましい方向に育てる仕上げの工程。 |
| 蒸留じょうりゅう | 大きく賢いモデルの知識を、小さく速いモデルに移す技術。軽量モデルの多くはこれで生まれる。 |
| 量子化りょうしか | モデルの計算精度を少し粗くしてサイズを圧縮する技術。ローカルLLMを手元で動かす鍵。 |
| 拡散モデルかくさんモデル | ノイズから徐々に絵を立ち上げる、画像生成AIの主流の仕組み。 |
| 温度(temperature) | AIの答えの「遊び具合」を決める設定値。低いと堅実に、高いと創造的になる。 |
| ガードレール | AIが危険・不適切な出力をしないように設ける、安全のしくみ。 |
| アラインメント | AIの目標や価値観を、人間の意図とずれないように合わせる研究・技術分野。 |
| ジェイルブレイク | 巧妙な指示でAIの安全制限をすり抜けさせる攻撃。ガードレールとのいたちごっこが続く。 |
AIの「知識」を支える仕組み
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| RAG(検索拡張生成)ラグ | AIに関連資料を先に検索・提示してから答えさせ、嘘や情報の古さを抑える仕組み。→詳しく |
| GraphRAGグラフラグ | 資料から「関係の地図(知識グラフ)」を作って読む、RAGの進化形。全体像を問う質問に強い。→詳しく |
| 知識グラフちしきグラフ | 物事を点、その関係を線でつないだ「関係の地図」。事実を構造で表す。 |
| オントロジー | 概念と関係を機械が分かる形で定義した「意味の設計図」。知識グラフの書式を決める。→詳しく |
| ベクトル(埋め込み) | 言葉や画像の「意味」を数字の並びに変換したもの。意味の近さを距離で計算できる。 |
| ベクトルデータベース | ベクトルを保存し、意味が近いものを高速に探せる専用の保管庫。RAGの土台。 |
| セマンティック検索 | 単語の一致ではなく「意味の近さ」で探す検索。言い回しが違っても目的の情報に届く。 |
| チャンク | RAGで資料を分割する「かたまり」の単位。切り方の良し悪しが回答の質を左右する。 |
| グラウンディング | AIの回答を実在の資料やデータに「接地」させること。出典つきで答えさせる考え方。 |
| コンテキストエンジニアリング | AIに渡す情報(文脈)の全体を設計する技術。プロンプトエンジニアリングの発展形。 |
開発とAIエージェント
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| AIエージェント | 質問に答えるだけでなく、目標に向かって自分で段取りし、複数の作業を実行するAI。→詳しく |
| エージェンティックAI | AIエージェントのように「自分で判断して動く」性質を指す言葉。2026年のキーワード。 |
| MCPModel Context Protocol | AIと外部ツール・データを安全につなぐ共通規格。Anthropicが提唱し、業界標準になった。→詳しく |
| API | プログラム同士をつなぐ「窓口」。AIをアプリに組み込むときはAPI経由で呼び出す。 |
| SDK | 開発を楽にする道具一式。AI各社が自社API用のSDKを配布している。 |
| CLI | 文字コマンドでコンピュータを操作する画面(ターミナル)。AI開発ツールの主戦場。 |
| IDE | コードを書くための統合環境。CursorのようにAIを内蔵したIDEが主流になりつつある。 |
| Claude Code | Anthropic製の、ターミナルで動くAIコーディングエージェント。→詳しく |
| Codexコーデックス | OpenAIのコーディングエージェント。2026年には専用ハードウェアまで登場した。→詳しく |
| Cursorカーソル | AI内蔵エディタの定番。エディタごとAIに最適化するアプローチで人気を集めた。→詳しく |
| GitHub Copilot | GitHub公式のAIコーディング支援。世界でもっとも使われている開発AI。→詳しく |
| バイブコーディング | 細かいコードを書かず、自然言語でやりたいことを伝えてAIに書かせる開発スタイル。→詳しく |
| スキル(Claude Skills) | Claudeに手順書を渡して、特定の作業を得意にさせる仕組み。作ったスキルは共有もできる。→詳しく |
| CLAUDE.md | Claude Codeがプロジェクトで最初に読む「説明書ファイル」。約束事やコマンドを書いておく。 |
| SOUL.mdソウル・エムディー | AIエージェントに口調や価値観など「人格」を与える設定ファイル。→詳しく |
| マルチエージェント | 複数のAIエージェントに分担・連携させて、一つの大きな仕事を進める方式。 |
| サンドボックス | AIに作業させるときの「安全な砂場」。失敗しても本番環境に影響が出ない隔離空間。 |
| プロンプトインジェクション | 外部の文章に仕込んだ指示でAIを乗っ取る攻撃。エージェント時代の最重要リスク。→詳しく |
| シークレット管理 | APIキーやパスワードを平文で置かずに安全に扱う仕組み。AIに鍵を渡す時代の必須知識。→詳しく |
半導体とインフラ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| GPU | もともと画像処理用の半導体。並列計算が得意で、AIの学習・推論の主役になった。 |
| AI半導体 | AIの計算に特化したチップの総称。NVIDIAのGPUが代表だが、各社の自社開発も進む。→詳しく |
| HBM | GPUに寄り添う超高速メモリ。AIブームで争奪戦になり、メモリ価格高騰の震源になった。→詳しく |
| TPU | GoogleがAI計算のために自社開発したチップ。Geminiを支えている。 |
| NPU | スマホやPCに載る省電力のAI専用チップ。「AI PC」の心臓部。 |
| CUDAクーダ | NVIDIAのGPU向け開発基盤。世界中のAIソフトがこれ前提で作られ、同社の「堀」になっている。 |
| カスタムチップ | AI企業が自分たちの用途のために自社設計するチップ。OpenAIやMetaも参入した。→詳しく |
| ファウンドリ | 設計図を受け取ってチップを製造する専門企業。台湾TSMCが圧倒的な首位。→詳しく |
| データセンター | AIを動かすサーバーが詰まった巨大施設。電力と冷却が立地を決める。→詳しく |
| スケーリング則スケーリングそく | モデル・データ・計算量を増やすほどAIが賢くなるという経験則。巨額投資の根拠。 |
| エッジAI | クラウドに送らず、スマホやカメラなど手元の機器の中でAIを動かす方式。 |
| 推論コストすいろんコスト | AIを1回動かすたびにかかる計算費用。エージェント時代は電気代も含めて無視できない。→詳しく |
クリエイティブ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 画像生成AI | 文章から画像を作るAI。イラスト・写真風・デザインまで用途は広い。→詳しく |
| 動画生成AI | 文章や画像から動画を作るAI。VeoやKlingが主要どころ(Soraは2026年に終了)。→詳しく |
| Stable Diffusion | オープンな画像生成AIの代名詞。自分のPCで動かせるため、拡張の文化が花開いた。 |
| Midjourneyミッドジャーニー | 芸術的な画質に定評のある画像生成サービス。 |
| 音声合成おんせいごうせい | 文章を読み上げる「声」を作るAI。ずんだもんのVOICEVOXは無料で商用利用もできる。→詳しく |
| 音声会話AI | 人と自然に話せるAI。相づちや割り込みまでこなす「全二重」型が最前線。→詳しく |
| 音楽生成AI | 歌詞やイメージから曲を作るAI。Sunoが代表格で、自分の声で歌わせることもできる。→詳しく |
| LoRAローラ | 画像生成モデルに、画風やキャラクターを追加で覚えさせる軽量な技術。 |
| インペインティング部分修正 | 画像の一部だけをAIに描き直させる技術。Photoshopの「生成塗りつぶし」が代表。→詳しく |
| ディープフェイク | AIで作った本物そっくりの偽動画・偽音声。詐欺や偽情報への悪用が社会問題に。 |
| C2PA(コンテンツ来歴) | 「この画像は誰がどう作ったか」を記録する電子的な来歴規格。AI生成物の見分けに使われる。 |
| ワールドモデル | テキストから「歩き回れる3D世界」を生成するAI。LLMの次のパラダイムと目される。→詳しく |
| フィジカルAI | ロボットなど、現実世界で体を持って働くAI。2026年が「元年」と呼ばれる。→詳しく |
ビジネス・資格・ルール
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| DX | デジタル技術で業務や事業のやり方を作り変えること。生成AIはその最強の道具になった。 |
| SEO | Google検索で見つけてもらいやすくする技術。AI時代も集客の土台。 |
| AIO(AI検索最適化) | ChatGPTやAI検索に「引用される」ための最適化。GEO・LLMOもほぼ同義。→詳しく |
| E-E-A-T | 経験・専門性・権威性・信頼性。Googleがコンテンツの質を測る観点。 |
| 生成AIパスポート | 非エンジニア向けの、生成AIの基礎とリスクを問う入門資格(GUGA主催)。→詳しく |
| G検定・E資格 | 日本ディープラーニング協会のAI資格。G検定は知識全般、E資格は実装寄り。→詳しく |
| ベンダー資格 | AWS・NVIDIA・Anthropicなど、企業公式のAI認定。実務直結でキャリアに効く。→詳しく |
| AI倫理エーアイりんり | AIの開発・利用で守るべき、公平性・透明性・プライバシーなどの考え方。 |
| EU AI法 | 世界初の包括的なAI規制法。リスクの高さに応じて義務を課す方式で、各国のルール作りに影響。 |
| AIと著作権 | 学習は原則適法でも、生成物が既存作品に似れば侵害になりうる——日本の現行整理の基本線。 |
| オプトアウト | 自分の作品やデータを「AIの学習に使わないで」と意思表示する仕組み。 |
| ステマ規制ステマきせい | 広告なのに広告と明かさない宣伝への規制。ブログのPR表記は法律上の義務。→詳しく |
| AIガバナンス | 組織がAIを安全・適切に使うための、ルール整備と管理体制。 |
この用語集は継続的に追記していきます。「この言葉の意味が知りたい」というリクエストはお問い合わせからどうぞ。